ジェルネイルに必要な道具

ジェルネイルを始める前に、必要な道具を揃えましょう。

最近では、自宅で行うセルフジェルネイルが流行っていることもあり、インターネット通販や雑貨店などで誰でも簡単に購入することが出来ます。
ひとつひとつ、自分の好みに合った道具を選りすぐって用意するのも良いと思いますが、それだと費用がとても掛かってしまい、大きな出費となってしまいます。

今から始める初心者の方は、セルフ用の【ジェルネイルキット】がオススメです。
(ジェルネイルに必要な道具が一式揃ったセットタイプの物です。)
UVライトや筆など、自宅でジェルネイルをするのに最低限必要な道具が一つにまとまっていて、10,000円前後で各社より販売されています。

市販されているキットの中には、安くて粗悪な道具や、何に使うのかよく分からない道具など、良いものもあれば悪いものもあります。 安いから悪い。高いから良い。と言った事は一概には言えませんので、何が必要で何が不必要なのかを自分でもよく調べて選ぶ必要があります。

それなりの値段がした分色々な道具が入っていたれど、実際1度も使わない様な道具が沢山入っていた。など、後々困らない為にも、色々なメーカーから販売されている商品を、口コミなどを利用してきちんと調べてみると良いと思います。

まずはこのようなキットを購入し、足りないな。アレも欲しいな。と思った道具を、別途単品で購入して揃えて行っても良いのではないでしょうか。
アートやデコレーションに必要なストーンやホログラム・ラメなどは、100円ショップなどでも売っていますので、参考にして頂ければと思います。

ジェルを塗る前の下準備に必要なもの

キューティクルリムーバー
キューティクルリムーバー

甘皮処理の際に、甘皮を柔らかくしてルーススキンを取りやすくするために使用します。

リムーバーが無い場合は、お風呂上りのお肌が柔らかくなっているタイミングで行えば大丈夫です。
甘皮部分が乾燥したまま慣れない人が行うと、皮膚を傷つけて出血してしまう事もあるので1つあると便利です。
1,000円前後でネット通販で購入出来ます。

クリームタイプやジェルタイプの物があるので、油分が含まれていないものを選んでください。
エタノール
エタノール

ジェルネイルは、水分や油分があると定着が悪くなる為、施術前にエタノールで手や指の消毒に使用します。
また、ジェルを硬化した後に表面に残ってしまった未硬化ジェルの拭き取りや、筆などの器具の消毒にも使います。

エタノールをディスペンサーポンプに入れて使用すると、片手でワンプッシュすれば中のエタノールをコットンに染み込ませることが出来、作業も楽になるのであると便利です。
コットン
コットン

エタノールを染み込ませて、手や指を消毒する時に使用します。
また、リムーバーを含ませてジェルを落とす時にも使用します。

やすり(ファイル)
やすり(ファイル)

下準備で爪の長さや形を整える時に(ファイリングするのに)使用します。
また、やすりの目の粗さを選別する際は、G(グリッド)と言う単位で表します。
数字が小さくなる程やすりの目が粗くなり、数字が大きくなる程やすりの目が細かくなります。
爪の長さや形の調整をする下準備の時は、180G〜240G位で良いと思います。

やすりの事を英語でファイルと言います。
バッファー(スポンジタイプ)
バッファー(スポンジタイプ)

爪の表面に傷を付け、爪とジェルの定着度を高める為に使用します。
爪の表面を軽く削るのに必要な為、あまり目が粗いものを使用すると爪が薄くなったり弱くなってしまう原因になってしまうので注意が必要です。240Gがオススメです。

Q&Aのファイルとバッファーの違いは?にて詳細を説明しています。
プッシャー(セラミックプッシャー/メタルプッシャー)
プッシャー(セラミックプッシャー/メタルプッシャー)

メーカーによって呼び方は様々ですが、甘皮(キューティクル)の処理をする際に使用します。
また、ジェルを取る時にも使用します。

甘皮の処理は完成した時の見た目や、ジェルネイルの持ちにも関係して来ます。安物のプッシャーだと切れ味が悪く、甘皮の処理が上手く出来ない事もあるので、ちょっと高めで良いものを用意しておくと便利です。
ニッパー
ニッパー

ささくれや甘皮をカットする時に使用します。
甘皮が凄く伸びていて、プッシャーでも処理しきれない場合は、余った甘皮をニッパーでカットします。

初心者や甘皮があまり伸びない人は使わなくても大丈夫です。プロの方は、1万円以上もする切れ味の高い高品質の物を使用していますが、セルフではそんなに高価な物は必要ないと思います。2,000円前後の物でも十分です。

ジェルを塗る時に必要なもの

ライト(UVライト/LEDライト)
ライト(UVライト/LEDライト)

UVライトとLEDライトの2種類があり、ジェルネイルを硬化させる時(固める時)に使用します。
また、指を5本全て入れらるタイプの物と、指を1本ずつ硬化させるペン型の物があります。
UVライトとLEDライトでは、LEDのほうが硬化時間が早いです。UVの場合は、ワット数が多き方が硬化時間が早くなる為、36Wの物がオススメです。

Q&AのUVライトとLEDライトの違いは?にて詳細を説明しています。 ジェルが固まらなくなってしまったり、硬化に時間がかかるようになってきたら、ランプの取替時期かもしれませんので、確認をしてみて下さい。 使用するジェルによっては、UVライトのみで硬化するもの、LEDライトのみで硬化するもの、UV・LEDライトの両方で硬化するものがありますので、ジェル・ライトを購入する際はきちんと調べておく必要があります。
筆(ブラシ)
筆(ブラシ)

ジェルネイルを塗る時に使用します。
あると便利な筆の代表は、平筆・斜め筆・細筆の3種類です。一般的にプロのネイリストさんが使用している物は平筆タイプになります。斜め筆はフレンチネイルの時に、細筆はラメのラインなど、アートを施す時に使用します。

100円ショップのメイク用ブラシをジェルネイル用に代用している人も居ますが、メイク用とジェルネイル用では質感が違います。 完成度に影響してくると思いますので、初心者の場合は特に、きちんと塗れるようになるまではジェルネイル用の筆を使うことをおススメします。
キャップ(ブラシキャップ)
キャップ(ブラシキャップ)

ジェル用の筆を保管する際に使用します。
日常の生活紫外線(窓などから入ってくる紫外線)からでもジェルが固まってしまう場合があります。
筆を長持ちさせるためにも、キャップを使用することをおススメします。

サロンへ行くとネイリストさんはみんなキャップを使用していますね。500円前後で購入できますが、アルミホイルでも代用出来ます。また、蓋付きの筆も売っていますので、初めから蓋付きの筆を買っても良いです。
筆置き(ブラシホルダー)
筆置き(ブラシホルダー)

ジェルネイル施術中の筆置場として使用します。
筆は持ち手部分が円形になっていると、使用中にコロコロと転がってしまい、テーブルなどを汚してしまう事もあるので、あると便利な一品です。

複数の色を同時に使用している時は筆置場が定まっていないと、他の色同士の筆先がくっついてしまい、アートの時の支障にもなり兼ねません。
プレプライマー
プレプライマー

爪表面の油分や水分を取り除くために使用します。
ジェルを塗る前に塗布すると、ジェルが浮きにくくなる効果があります。

プライマー無しでも3週間以上持つ人は、無理に用意する必要はありません。 自然乾燥するタイプとライトで硬化するタイプの2種類あります。 最近は酸を含まないタイプが主流ですが、酸が含まれているタイプは皮膚に付かないように十分注意して下さい。
クリアジェル
クリアジェル

カラージェル(色つきのジェル)を塗る前のベース(下地)や、仕上げのトップコートとして使用します。
その他、ラメを混ぜてラメジェルを作る時や、ホログラムやストーンを付ける時の接着剤的な役割としても使用します。

クリアジェルは、ジェルネイルをする上で欠かせない一品ですので、必ず準備をして下さい。 ジェルの容器は、コンテナタイプとポリッシュタイプ(マニキュアタイプ)があります。
カラージェル
カラージェル

クリアジェルを塗った後に、単色カラー・ラメ・グリッター入りなどの色々なデザイン・アート等に仕上げる為に使用します。

カラージェルを使用する前に、一度爪楊枝でしっかりと混ぜてから使用すると色ムラが無くなるのでオススメです。
ワイプ
ワイプ

クレンザーを含ませて、未硬化ジェルの拭き取りや、爪の表面の油分や水分を拭き取る時に使用します。
未硬化ジェルを拭き取る時は、ワイプの素材やクレンザーの染み込み具合によっては1回で綺麗に拭き取れない為、たっぷりと含ませて、必要であればベタつき感が取れるまで数回行ってください。

ワイプが無い場合は、コットンでも代用出来ます。(但し、毛羽立ちしない物に限ります。)
UVトップコート(自然乾燥タイプ)
UVトップコート(自然乾燥タイプ)

紫外線による黄ばみ・退色・汚れ防止の為に使用します。

このトップコートは自然乾燥タイプの物です。最後の仕上げに塗ると、ジェルネイルが美しく発色し、ツヤのある仕上がりになります。週に1回、トップコートの塗り替えをオススメします。
キューティクルオイル
キューティクルオイル

爪の根元部分の保湿の為に使用します。

キューティクル部分に塗った後、オイルが染み込むようにマッサージします。保湿効果がり、ササクレ防止にもなるのでおススメです。

ジェルを落とす時(オフする時)に必要なもの

やすり(ファイル)
やすり(ファイル)

ジェルリムーバー溶液をジェルに染み込ませやすくする為に、ジェルの表面を削る時に使用します。

やすりの目が細かすぎるとあまり傷が付けられず、リムーバーが染み込みにくくなる為、やすりは目が粗い180G位がオススメです。
ジェルリムーバー(アセトン)
ジェルリムーバー(アセトン)

ソフトジェル(ソークオフジェル)を落とす時(オフする時)に使用する溶液です。
アセトン100%と、アセトン入り(爪の保護成分等が配合されているもの)があります。アセトン入りのタイプは、
アセトン100%の物より落ちが弱い為、落とすのに少し時間がかかります。

ハードジェルは、ジェルリムーバーを使用してもジェルを落とすことが出来ません。人力でハードジェルにやすりをかけて削り落とします。 ジェルネイルはマニキュア用の除光液では落ちません。必ずジェルネイル専用のリムーバーを使用して下さい。
コットン
コットン

ジェルリムーバーを含ませて、ジェルを落とす時に使用します。

ジェルを落とす時は、毛羽立ちやすいコットンでも問題ありません。但し、十分な厚みが無いとリムーバーが十分に染み込まずに時間がかかってしまう為、厚手の物がオススメです。
アルミホイル
アルミホイル

ジェルネイルを落とす時に、ジェルリムーバーがよく染み込むように指先に巻いて使用します。
(アセトンは揮発性なので、包み込まないと蒸発してしまいます。)

家庭用としてスーパーで販売されている物で問題ありません。指先に巻きつけるので、第二関節くらいまでの大きさにカットしておくと使いやすいのでオススメです。 アルミホイルは、カラージェルやラメジェルを混ぜて使用する時に、台紙代わりにも使います。 アルミホイルの代用として、指先を包み込む便利グッズも販売されているます。
ウッドスティック
ウッドスティック

ソフトジェルを落とす際に、リムーバーで溶かしてふやかしたジェルを取り除く時に使用します。
また、ジェルを塗る時に指や甘皮に付いてしまったジェル、はみ出してしまったジェルを取り除く時にも使用します。