長持ちさせるポイント

マニキュアよりも持ちが長くて人気のジェルネイルは、約3~4週間程持つと言われていますが、日頃のお手入れや生活習慣によっては、もっと早くに浮いてきてしまったりと大分差があります。

ちょっとした工夫やお手入れでをすることで、ジェルネイルを長持ちさせることが出来ます。
長持ちさるポイントをまとめてみたので、面倒臭がらずに、ぜひご参考頂ければと思います。

ジェルネイルを長持ちさせるポイント

①乾燥を防ぐ(保湿とマッサージ)
ネイルを長持ちさせる上で最も重要なのが、指先や爪を乾燥させないことです。
爪が作られる部分に油分を与えることで割れにくく健康な爪が育ってくれる為、爪の付け根にはキューティクルオイルを塗ってこまめに保湿をしましょう。
オイルが浸透するように揉み込んでマッサージをしてあげるとより効果的です。
使用頻度は手を洗う度に毎回塗って保湿してあげるのが理想ですが、仕事中や家事をしている時はなかなかそんなに細目に塗っている時間は無いと思うので、朝・昼・晩の1日3回でも十分です。
食後に保湿!と習慣にしてしまえば、忘れる心配もなくなりそうですね。

②トップコートをこまめに塗る
ジェルネイルをしていれば、マニキュアのトップコートを塗る必要は無さそうに思えますが、家事や日常生活で手先を使うことで、知らない間にネイルには沢山の傷がついてしまいます。
ネイルに傷がつくと、そこから水分や空気が入ってしまい、直ぐにネイルがボロボロになってしまうので、トップコートを塗っておくだけで自爪とジェルを保護してくれる役割があります。
また、紫外線による黄ばみや、艶を長持ちさせる効果もあります。
3日に1度、または1週間に1度くらいの頻度で、トップコートを塗ると良いでしょう。

③手や指先への負担を減らす
手や指先を使わないで日常生活を送ることは不可能ですので、家事などの普段の生活の中で、特に指先への負担が大きいと感じる場面では、一工夫してみてはいかがでしょうか。

・家事(水を使う作業・お掃除など)をする時は、ゴム手袋を着用する。
・洗顔などで素手で水を扱う時はできるだけ冷たい水を使う。
・缶ジュースや缶詰などを開ける時は缶オープナーを使う。
・シャンプーをする時はシャンプーブラシを使。または、爪ではなく指の腹の部分で洗う。

浮いてきてしまったら

約3~4週間程持つと言われているジェルネイルですが、セルフの場合は技術がまだまだ浅い為、2週間と持たずに浮いてきてしまうこともしばしば。

ジェルが浮いてしまったりめくれてしまった状態でそのまま放置しておくと、自爪とジェルの隙間に水分が入り、カビが生えてグリーンネイルになってしまいます。そのままの状態で放置しておくことは一番危険なので止めましょう。

また、浮いているとお洋服などに引っかかるのが気になって、強引に爪からジェルを剥がしてしまう人も多いようですが、自爪も一緒に剥がれてしまい爪がボロボロに、そして弱く・薄くなってしまう原因になるので、無理やり剥がすことは絶対に止めましょう。

では、こんな時はどうすれば良いのか?
セルフネイルなら自分でお直しが出来るので、浮いてきてしまった指だけもう一度最初からやり直すのが見た目も綺麗で一番ベストな方法です。

しかし、家事やお仕事など状況によってはセルフでお直ししている時間が無い!なんてこともありますよね。
そんな時はひとまず応急処置で保護をしておいて、時間がある時にゆっくりお直しをするようにしましょう。

浮いてきた・めくれた時の応急処置方法

①浮いている部分をカットする
爪切りやニッパーを使用して、浮いてきてしまい気になる部分をカットしましょう。
(無理に浮いた部分を全部取り除かなくても、取れそうな部分が取り除ければ問題ありません。)

②表面を滑らかにする
カットした部分をそのまま放置しておくと洋服やストッキング・タイツ等に引っかかってしう恐れがあるので、ファイル又はバッファーを使って丁寧に表面を削りましょう。
(指で触って、表面が滑らかになればOKです。削りすぎて自分の爪を傷めないように注意して下さい。)

③トップコートを塗る
指で触って確認し、引っかかりが無くなったらトップコートを塗って保護しましょう。
(トップコートはマニキュア用・ジェル用どちらでもOKですが、商品によって使用方法が変わる為、説明書をよく確認して下さい。)

爪が伸びてきたら

ジェルネイルで多くの人が困ってしまうのが、ジェルネイルをしてから数週間経過すると生じる、伸びた自爪とジェルの間に出来る隙間です。
(爪の根元からジェルの根元までの、伸びてきた新しい爪の部分の事です。)

夏場は特に爪が伸びやすい季節になるので、3週間程経過した頃には既に約2ミリ前後も爪が伸びてしまって、とてもカッコ悪い状態になってしまいますよね。お気に入りのネイルの時など、せっかく可愛く出来たのにもう少し楽しみたいな~。と思っている人も多いのでは?

そんな時の対処法として覚えておきたいのが、「リペア(お直し)」の方法です。
リペアをすれば更に数週間、同じデザインを楽しむことが出来ます。

リペアの方法

①消毒をする
手や爪についた油分や水分をエタノールで消毒して、しっかり落としましょう。

②甘皮を押し上げる
根元が浮いてくるのを防ぎます。コットンに水を含ませてからウッドスティックに巻きつけ、しっかりと押し上げておきましょう。

③爪の表面をサンディングする
下準備の時と同様に、ファイルを使って爪の表面を削ります。自爪とジェルの段差がなくなるように意識しましょう。浮いている部分がある場合は、併せて削り落としておきましょう。

④爪の長さと形を整える
ファイルを使って伸びた爪を先端から整えていき、長さと形を調整します。終了したら、手や爪についてしまった削りカスを拭き取りましょう。

⑤ジェルを塗る
根元からジェルを塗っていきます。
カラージェルの場合は、クリアジェル→硬化→カラージェル→硬化→クリアジェル→硬化の順番でジェルを塗って硬化していきます。 根元の部分がクリアになっている場合は、クリアジェルを塗って、1回の硬化でOKです。

⑥未硬化ジェルを拭き取り終了

無理にはがしても平気?

ジェルの根元や先端が浮いてしまってパカパカしていると、どうしても気になってジェルをペロッと剥がしてしまいがちですよね。
1本剥がすと他の残りの指も気になってしまい・・・。結局全部の指のジェルを無理やり剥がしてしまった。という経験をされた方は多いのではないでしょうか。

ペロッっと簡単に剥がれてしまうので、全部剥がせてスッキリ!!気持ちはとても良く分かりますが…。爪にとっては全く良くないんです。
自爪とジェルがまだ接着されている状態で無理やり剥がすと、爪の1層目がジェルに持っていかれる形で剥がれるので爪はボロボロになります。その結果、爪が傷ついてしまって触るとザラザラになってしまうんですね。

また、無理に剥がそうとしていなくても、日常生活のちょっとしたアクシデントによって剥がれてしまう事もありますよね。

そんな時は、ザラザラになってしまった爪をそのまま放置しないで、きちんとケアをしてあげましょう。
(そのまま放置していると、ザラザラが洋服やタオルに引っかかってしまい、常に不快感が残ってしまいます。)

無理やり剥がしてしまった爪の処置方法

①爪の表面を軽く削る
爪の表面のザラザラ・ボロボロを取る為、目の細かいバッファーを使って力を入れずに優しく削りましょう。
(力は殆ど入れずに、軽く削る程度で十分です。)

②爪の表面を磨く
次に、シャイナーを使って爪の表面を磨いてザラザラした感じを完全に取り除きましょう。

③トップコートを塗る
爪の表面にトップコートを塗って保護し、傷を目立たなくさせましょう。