クリアジェルの選び方

ジェルネイルの魅力は、なんといってもマニキュアでは出せないピカピカしたツヤですね。
クリアジェルは、カラーを塗る前の下地や、最終仕上げのトップコートとしても使用する重要なアイテムです。

安いジェルネイルだとツヤがイマイチで理想のツヤ感が出せなかったり、テクスチャーが硬くて伸びが悪い、やわらか過ぎてサイドに流れてしまうなど、低品質でとても塗りにくい。という事も少なくありません。

金額に係わらず、メーカーによってもテクスチャーの硬め・やわらかめの違いは必ずあります。
商品の口コミなどをひとつの参考にして、あまり安すぎない物を選んでみてはいかがでしょうか。

クリアジェルの塗り方

ジェルを浮きにくくする為に、クリアジェルを塗る前に全ての爪にプレプライマーを塗って、爪表面の油分や水分を取り除いて下さい。

ジェルは、アルミホイルに使用する分の必要量を取り出しておくと便利です。必要量を取り出したら、埃やラメなどが混入しないように、蓋はきちんと閉めましょう。
(コンテナタイプの場合、筆でからめとっても良いですが、爪楊枝が便利でオススメです。)

ジェルと筆をよくなじませてから、まずは爪一本だけに塗っていきます。
一番難しくて注意する箇所が、甘皮付近や爪の先端、爪の両サイドやキワ部分です。ジェルが皮膚に付いてしまうと、浮いてしまいジェルが剥がれやすくなってしまうので、甘皮や皮膚に付かないように注意しなが塗りましょう。

また、ジェルは塗り方が薄すぎると、ライトで硬化した時に縮んでしまう事があります。筆をべったりと押し付けて薄く塗るのではなく、適度な厚みが出るように塗ってください。

そして、ネイルを長持ちさせる為の重要なポイントは、爪の先端にもジェルをしっかりと塗る事です。爪の先端は日常生活でも良く使う為、先端にもジェルが塗られていないと、爪先からジェルが浮いてきてしまい剥がれやすくなってしまいます。爪の裏側にジェルがくっついてしまわないように、ジェルを少量取って、筆を立てながらポンポンと軽く押し当てるように塗ってみましょう。

最後に、ジェルが爪全体にきちんと塗れているか。塗り残し部分は無いか。甘皮や両サイドにはみ出していないか。
皮膚にくっついていないか。ジェルの厚みにムラが無いか。上から横から色々な角度から眺めて確認をして下さい。
はみ出しているジェルがあった場合は、ウッドスティックや爪楊枝などを使用して、はみ出たジェルをしっかり取り除いて下さい。時間がかかってしまいますが、慣れるまでは1本ずつ塗る・硬化を繰り返しましょう。

一度に全部の指をやろうとすると、ライトで硬化するまでにジェルが横に流れてしまったり、ジェルを塗った爪が他の指に触れてしまってジェルが崩れてしまうので、初心者は1本ずつの方が失敗ややり直しのリスクを考えると効率的かもしれません。

クリアジェルをUVランプで固める

ジェルネイルは、マニキュアのように自然乾燥では乾き(固まり)ません。LEDライトまたはUVライトの紫外線を当てる事で固まり、これを硬化すると言います。

通常のジェルでUVライトを使用する場合は、36Wで2分、18Wで3分、9Wで4分が硬化時間の目安です。
ベース作りとしてクリアジェルを塗る場合は、約30秒程度だけ当てて仮止めしをます。

ジェルを硬化・仮止めする時間は使用しているジェルの種類・メーカーや、UVライト・LEDライトによって違います。
硬化時間が短かったり長かったりすると、ジェルのツヤが悪くて曇ってしまったり、持ちが悪くなってしまいます。
硬化時間は自分でよく調べておくと良いでしょう。

また、UVライトの紫外線は、紫外線量が極わずかなので、日焼けやシミが出来ることはないと言われています。
心配な方は、ライトの製造元などに確認してみると良いでしょう。

硬化する時に注意するポイントは、指をランプに入れる時に爪をランプの壁にぶつけないようにすることと、指が上を向くように真っすぐ入れることです。
指が横を向いている状態だと仮止めがきちんと出来ず、ジェルが下に流れてしまう可能性があるからです。
(親指だけは他の指と一緒に入れず、必ず1本だけ入れて硬化して下さい。)

硬化したジェルの表面には、未硬化ジェルといって紫外線では固まらなかったジェルが残ってベタベタしています。
ベースとしてクリアジェルを塗った場合、この状態のままカラージェル等を重ねて塗っていきます。(ここではまだ、エタノールでの拭き取りはしません。)
埃や繊維ゴミが付いてしまうと、とても取りにくいので気を付けて下さい。

クリアジェルのみで終了する場合は完全硬化した後に、コットン又はワイプにたっぷりとエタノールを含ませて、未硬化ジェルをしっかり拭き取って終了となります。